ごっこプレイの効能 (2022/9/12)

彼女の講座も一段落しまして、
ここ2週間ほどおあずけを食らってた
まぐわひデートもやっと明日実現へ。
 明日は痴女教師ごっこになるのか
夜這いジジイごっこになるのか。
まあだいたい攻め側が言葉プレイに
頭脳をフル回転させるので、
かなり脳疲労をするわけですが、
それを補って余りある楽しさと
可笑しさがあって、
新たに気の利いた、切れ味のいい
面白イヤラシいセリフを編み出した時は
2人で腹抱えて笑ったりするわけです。
でも、彼女が曰く、
ごっこプレイを面白おかしく楽しめそうな
女性は、彼女の周りを見ても、
数えるほどしかいなくて、
ほとんどの女性にとっては、
ごっこプレイというのは、心理的
ハードルが高いものだとのこと。
え? そうなん?
私、ごっこプレイが大好きな女性としか
付き合ったことがないので、
それ、男女交際道の必修科目やと思ってた。
諧謔心というやつ。
・・・
人それぞれ、自分はこういう人間であると
思い込んでいるアイデンティティというか、
自己像があって、
自分にとってのタブーや抵抗、抑圧は
その自己像に埋め込まれている。
ごっこプレイは、相手との取り決めの上で
その自己像を取り外して別の人物を演じる
ことを認め合うものだ。
自分が普段抱え持っている自己像を外すことで
その自己像に埋め込まれているタブーや抑圧も
手放せることがある。
彼女が「おっぱい欲しい?」と言えば
私はその瞬間に赤ちゃんになるし、
彼女が痴女教師になれば
私はいたいけな童貞高校生になるし、
彼女が純朴な農村の美少女になれば
私は夜這いジジイになる。
その時その時でアイデンティティをシフト
させることで、日常生活ではとても言えない
ことを言うし、できないことをする。
それによって、普段抑圧されている感情が
解放され、癒しが起こる。
これこそが自分であると
握りしめている自己像を手放すことで、
普段のタブーや抑圧も手放せる。
それがなんとも言えず楽しいのだ。
・・・
代々木忠監督のAV作品「ザ・面接 vol.82」では
フェミニズム運動をしていたという女性が
出演している。
フェミニストの女性が、
男優に犯される面接AVに出るとは、これいかに?
なんだけれども、
その女性は自分の殻を破りたいのだとか。
そのために、男優と2人でお医者さんごっこ
する子供のマネ、
つまり「お医者さんごっこごっこをする
んだけど、
それで女性の自己像からの抑圧が外れたのか、
めちゃくちゃにノリノリのプレイになり、
珍しく「笑えるAV」になっていた。
めちゃくちゃ面白かった🤣
そのプレイの後、その女性は、
「男の人って、本当はこんなに優しいんだ。。」
と言って泣いていた。
・・・
私は何度か転職をしているけど、
前職の部下と会って話したとき、相手が
必要以上に敬語を使ったら、
今はオレはキミの上司ではないで。
と言うことにしている。
職場での上下関係も実は芝居、ごっこプレイに
過ぎないのだけど、それをリアルだと
思い込んでいる人は多い。
リアルだと思い込んでいることだって、
突き詰めてみればごっこプレイだということは
よくあるし、
これが自分だと思い込んでいる自己像も、
実は自分が勝手に役回りを決めたごっこプレイ
なのかもしれない。
・・・
リアルの世界では私も、
電車の中で胸元が開いた女性が目の前に来ても
そちらに視線を向けないようにしている。
それは、リアルなようでいて、実は
真面目な社会人ごっこをしているだけかも
しれない。
そして、パートナーにホテルで
「おっぱい欲しい?」と言われた時は
赤ちゃんになって吸い付くのだけど、
それは赤ちゃんごっこをしているようでいて、
実は限りなく私のリアルそのものかもしれない。
何がリアルで何がごっこなのか。
それは自分が勝手に思い込んでいるだけの
ことなのでは。
ひとつ言えそうなのは、
自己像のシフトによって抑圧が解放されると
深い癒しが起こるということ。
そして、明日は何のごっこをしようか、
どんな言葉を編み出して彼女を爆笑させようか、
などと妄想するのが、
ごっこプレイの醍醐味なのだろう。