自分自身とのコミュニケーション

腹が立つ、はらわたが煮え繰り返る、
胸がキュンキュンする、胸が痛む、
胸を撫で下ろす、腕が鳴る、 など、
 感情を表す言葉に身体を表す言葉が
よく使われるというのは、
昔からよく言われていることで、
昨今の自己啓発系引き寄せの話では、
潜在意識は感情を伴う思考に
反応するのだという。
これは何の裏付けもない私の体感なんだけど、
感情や、潜在意識という意味での思考は、
脳ではなく身体が担っているのではないか、
という気がする。
脳が感じた感情によって身体が影響される
のではなくて、
脳がもたらした情報によって
身体が感情を感じて、それを脳が感知して
言語化しているのではないか。
もっと言えば、脳ってわりと頼りないから
身体が感情を感じていても脳が鈍感だと
それを感知、言語化できないことがあって、
脳によって言語化されたら成仏しやすくなる
意識や感情も、
脳が拾い上げてくれなければ
身体に溜まったままになったり、
それがオーラになったりしていくのでは。
瞑想や内観というのは、身体に溜まった
意識や感情を拾いに行く作業なのかもね。
それはさておき。
感情を感じるのが身体であって、
意識が身体にもあるのだとすれば、
肌を合わせることは、
意識や感情を交流させることにつながる。
身体と身体とでコミュニケーションを
取ることに意識を向けて、
身体の感情で相手の身体の感情を
読み取って意識を交流させる
ことに意識を向けてセックスをすれば、
性器同士の接触って、
そのほんの一部にしかならんのです。
みんな、ちんこの先っちょに意識向け過ぎ。
でもね。
身体の感情同士で触れ合うことに
意識を向けると、
相手の身体にネガティブなエネルギーが
滞留してたら、あまり気持ちよくなかったり
するんです。
私が以前、
「世界三大ガッカリ観光地のようなセックス」
に遭遇した、って書いたのは、
相手が下手でも極端にマグロだったわけでもなく、
相手の身体から全くエネルギーを感じなかった、
というのが大きい。
抑圧感情で身体のエネルギーが停滞していると
身体からエネルギーを感じないどころか、
不快なエネルギーを感じることもある。
いくら脳みそでポジティブ思考を
頑張ってみても、身体からネガティブな汁が
出ているので、違和感がすごい。
あえて言えば、
女性がセックスレスを解消しようと思って、
愛され妻になろうと努力して
余計にこじらせてしまうケースというのは、
脳ではポジティブに振る舞おうとしながら
身体からネガティブな汁が出ているから
余計に違和感を醸し出す、というのか、
その身体のネガティブ感情を、
相手の身体が感じ取ってしまうのが
原因ではないか。
脳で一生懸命ポジティブになろうとするより、
身体のネガティブを掃除して
まず身体の感情を快にすることが
大事だと思う。
それにはまず、
自分の身体が抱えていて、脳みそがまだ
拾い上げてくれずに奥底で眠っている
ネガティブ感情を、まず、しっかりと
感じ取ってみることが大事かと思う。
自分の身体の感情って、意識を向ければ
結構いろいろと出てくるものです。
相手とコミュニケーションをとる前に、
まず自分としっかりコミュニケーションを
取ることが、とても大事だと思う。