小さなプライドと大きなプライド (2022/2/7)

私のパートナー、私が禁欲しているときの
私のちんこからエネルギーが放出されるのを
いたくお気に召しているらしく、
 エネルギーに満ち溢れたちんこを求めて
マッチングアプリのプロフィールに
「私と会いたい人はオナ禁してください」
と書いていたことがある。
・・・
私には彼女を束縛できるなんて思って
いないから、様子を見てたんだけど、
そのプロフィールを読んで、
オナ禁報告をしてくる男が複数いたらしい。
んだけど、
会いましょう、
と言ってくる奴はおらんかったと。
え それって、オナ禁報告をすれば
女の方から会いましょうと言ってくれるとでも
思ってるんやろか?
と思うと、同性ながら気持ち悪くなって、
「屈折した男性エネルギーは暴力のエネルギー
にもなり得るから、男の性欲をイジるのは
やめとこ。」
と言って、彼女にそれをやめてもらった
ことがある。
彼女はそれに素直に従ってくれて、
マッチング上の男たちに、
「会う気はありません」とメッセージを
送ったのだそうな。
・・・
で、その男たちは今どないなってんの?
と最近彼女に訊けば、
「全く連絡よこして来ないよ。」
とのこと。
そうなんや。
自分から会おうとも言わないし、
会う気はないと言われたら
連絡が途切れるんや。
そんなんでマッチングアプリで彼女ができる
とでも思うてか。
と彼女に言えば、
彼女、「そやねん。」と。
二人でしばし、国を憂う。
・・・
会おうと言って断られたらイヤ、
会う気がない女と会話を続けるのはイヤ、
というのは、ホントに小さなプライド
なんだろう。
世間の恋愛系ノウハウ情報では、
女性は男を恋愛対象と対象外に振り分けて、
その区別は安易には覆らないという。
また、女性は、本命の彼氏以外に男友達が
いたら、その男友達は搾取対象であって、
彼氏の座が男友達に取って代わられる
ことは滅多にない、という。
だから、搾取対象に甘んじるのではなく、
さっさとあきらめて次の女性を狙え、という。
それらの真偽のほどはさておいて、
仮にそれが本当で、彼氏がいるから
搾取対象なんだとしても、
搾取されるなら搾取し返す、つまり
男友達としての何らかのメリットを
得ようとする方向に発想は動かないのだろうか。
せっかくアプリ上ででも会話相手ができたのなら、
その会話相手から何かを学びとろうとしないの
だろうか。
どっちみち彼女にならないのなら、
恋愛会話テクニックの実験台になってもらう
とか、
どんなことを言えば女性は喜び、
どんなことを言えば気を悪くするのか、
そのフィールドバックを受けて
自分の経験値にしていく根性はないのか。
マッチングアプリ上で遭遇しただけで
会いすらしていないのだから、
断られたところで失恋なんてものでも
ないのでしょうに。
・・・
プライドが損なわれることから逃げるのは
小さなプライドというものだが、
転んでもただでは起きない、
それを活かして自分の学びや成長につなげて
いくのは、大きなプライドがないとできない。
マッチングアプリのような世界では、
何人もの女性と出会える男と、
全く出会えない男に分かれていくのだろう。
女性へのアプローチはただ数をこなすだけで
同じ失敗を繰り返しているだけでは意味がなくて、
一人の人から搾り取れる経験は搾り取り切る
根性がなければ、経験値にならないのではないか、
と思う。