イクこと満たされること (2022/1/7)

三浦綾子のエッセイみたいなタイトルに
なってしまいました😆
 私はオナニーや射精の頻度を抑える、
オナ禁・射禁を試みており、それが高じて
セックスの際にも「接して漏らさず」を
続けているのですが、
射精なしのセックスによって得た体感は、
イクことと満たされることの区別です。
これは男としての体感ですが。
(女性はそこは違う、というのがあれば、
女性諸賢のご意見求む。)
(射精の)イクというのは身体の反応、
満たされるというのは心身の状態。
イッても、満たされるとは限らないし、
逆もまた真なり。
これは、
「快感」= 快の感覚 と、
「気持ちいい」= 気の持ちがいい
の違いかもしれない。
「快感」と「気持ちいい」は別のことを
意味しているかもしれない。
みんな混同して使っているけど。
昨年引退されたAV監督の代々木忠さんの
言葉に、
「一番気持ちいいフェラチオは、女性が
したくてしたくてしかたなくてしてくれる
というのがありましたが、
猿の芋洗いのような作業フェラや
高速回転ドリル舐めみたいなテクフェラでも
快の感覚はあるしイキもするけど、
「気持ちいい」わけじゃない。
男の心が満たされることはない。
一方、自分や自分のちんこを愛おしいと
思いながらしたくてしてくれている
フェラチオだと、唇や舌での刺激はなくても
女性の口の中の空気に包まれているだけで
「気持ちいい」。
この違いを分かっているなら、男は
クンニの時もそれを心得ておくべきだと
思う。
女性の場合は、少なくともクリイキ
男のちんこの感覚に近いらしいので。
AVの中で女優が気持ちいいとかイクとか
言うものだからミスリードを起こしている
のだろうけど、身体の反応である「イク」は
視覚的にわかりやすいけど、心身の状態である
「満たされる」は視覚的には意識して見ないと
わかりにくいですからね。
その結果、女性をイカせることに執着する
男は多いのだけれど、
それって心理的に男女の対立構造を生み出すし、
猿の芋洗いみたいな作業フェラやテクフェラ
みたいなセックスになってはいないか?
という懸念が出てくる。
自称テクニシャンが女性から愛想尽かされる
とか、ワンチャン武勇伝語りの男が実は
女性からヤリ捨てられているという構造は
おそらくこれだろう。
女性にイッてもらう努力や工夫は必要だけど、
それはスパイスのようなもので、
メインディッシュは女性が満たされるかどうか。
女性はどういうときに満たされるのでしょうね。
私の場合、
射精なしのセックスで心身が満たされるのは、
自分が相手の女性の心を抱きしめたときに
相手の女性がその思いを受け取ってくれた時
ですね。
相手の女性を抱きしめる思いは、
精のエネルギーが転換された博愛のエネルギー
だから、それを相手の女性が受け止めてくれる
というのは、エネルギー次元で受精が起こって
いるということです。
これは風俗の姫やマグロには期待できないですね。
生殖目的のセックスでなければ、
物理次元で射精してもゴムの壁に精が閉じ込め
られて物理的な受精は起こらないけれど、
物理的に射精はしなくても、
相手を抱きしめる思いとそれを受け止める
思いがあれば、
エネルギー次元で受精は起こります。
エネルギー次元での受精が起こったとき、
男は満たされるような気がする。
イクことと満たされることは別物。
快感と気持ちいいは別の言葉。
気持ちいいをベースに快感も与えられれば
それがベストですけどね。
女性の中イキや脳イキについては、
私には似た体感がないのでわかりませんが。