性欲の因数分解 その6 (2022/1/9)

今回は、精のムラムラが転換された
エネルギーの一側面、
 「自信のエネルギー」について。
まず、
自信のあるなしと、傲慢か謙虚か、
というのは混同されがちですが、
これは全く別次元のものだと思います。
自信のあるなしは、
精神のエネルギーの強い弱いの次元
のもので、
傲慢か謙虚かというのは、人格の
修養の程度と人生経験の浅い深いの
次元のもの。
精のムラムラを蓄えると、それは
自信を強めるエネルギーになります。
自分に自信のない男のコって、それを
人格の問題や根拠の有無の問題と考えがちで、
人格を見つめ直したり、何らか自信の根拠に
なりそうな実力を付けたいと思うもので、
それはある程度、通過儀礼として必要な
ものなんですが、
人格を磨いても実力を付けても、
なかなか自信というものには直接には
結びつきにくい。
実力については、上には上がいるし、
人格を向上しようとすると、
謙虚さが先に立ってきます。
自分に自信が持てない男のコは、
おそらく精のエネルギーが足りない。
端的に言えば、精のヌキ過ぎではないかと。
自信のエネルギーが足りない状態で
自信のあるフリをすると、それは
虚勢になります。これは少し痛い。
自信は、みぞおち、太陽神経叢のあたり
にある身体のエネルギーセンター、
マニピュラチャクラにエネルギーが
満ちると自然に湧いてきます。
精のムラムラは、最初は会陰のチャクラ
丹田のチャクラ、性器周辺に渦巻いてきて、
多くの男はその段階で精を捨ててしまいますが、
それを捨てずに蓄えると、そのエネルギーが
徐々に、より上のチャクラに向かって
流れ始めます。
精のエネルギーが太陽神経叢と胸のチャクラ
まで流れ上がると、身体に蓄積されてきた
ネガティブな想念のエネルギーが
洗い流されて行き、自信とポジティブな
想念エネルギーに転換されていくようです。
それは私の体感ですが。
例えば、
異性にアプローチしてフラれた時、
自分の全人格が否定されたような気になって
哀しい思いをするというのは、
誰も頼んでないのに自分で自分の人格を
否定しているのでありまして、
また、
フラれた時の慰め言葉の定番として
「あの人は君の良さを観る眼が無かった
んだよ。」というのがありますが、
自信のエネルギーが満ちると、そんな
ありきたりなリフレーミングを使わなくても
心の底からそう思えるようになります。
オレと付き合ったら面白いと思うけどなー、
あの子、もったいないことして。と
(これは人格からの言葉ではなく、
エネルギーからの言葉です)。
ただ、人格レベルでは
オレに魅力が足りなかったのか
縁が無かったのか
とかいう謙虚な言葉も出ますが、
エネルギーが満ちていると、
そのあたりの自信は轟轟としていて、
そのブレンドとして、
まあ、しゃーねーかー。次、次。
で終わってしまいます。
ただ、自信の無さは向上心の源になると
いう側面もあり、何の力もない段階から
自信だけはある、というのも考えものですが、
精のエネルギーは自信だけではなく
博愛、創造、関係性、勇猛のエネルギーにも
転換されますから、それは使い方次第です。
精のエネルギーは善悪の色は付いていない、
強烈なパワーですから、その使い方によって
吉にも凶にもなるものなのでしょう。