オナ禁は、本人の意思で。 (2022/11/2)

私が一時期、オナ禁、射禁のメリットや
快楽について何度となく発信したり、
 私のパートナーが、
オナ禁チンポとのセックスが
いかに気持ちいいかを発信するにつれ、
オレもオナ禁してみよう!
と思ってトライする男子が現れたり、
すでにオナ禁している男子の励みに
なったりしているようだ。
それは意義のあることだと思うし、
カラダを壊さん程度にな、と
思うのだけれど、
私や彼女の発信を見た女性が、
自分のパートナーに射禁させたい、
という動きも一部生み出してしまって
いるようです。
あの、それ、絶対にやめてください。
射禁は絶対に、
本人の意思でやるものでないと
いけません。
特に、セックスまでしながら
「射精はしないで。」なんて
女性から言った日には、
関係が終わってしまうことも
覚悟しないと、くらいなものです。
それって、
デートで食事に行ったときに彼女が、
あなたにはダイエットしてほしいから、
水でも飲んどいて♥️と言って、
オーダー聞きに来た店員さんに、
「この人には水だけでいいです。」
って言っているようなもの。
それは、
彼氏が自分の意思で
オレ、ダイエット中だから
ドレッシング抜きのサラダにしとくわ、
という会話と、天と地ほどの違い。
・・・
女性に悪気がないのはわかるのです。
女性には男の性欲の何たるかが
わかっていないから。
ずいぶん前の話になるけど、
私のパートナーが、
性愛研究として複数のオナ禁男を見たいから
ということで、
マッチングアプリでプロフィールに
「私に会いたい人は、オナ禁して下さい。」
って書いたために、
必要条件と十分条件の違いもわからん
複数の男たちが、彼女に
「○○日オナ禁しました!いつ会えますか?」
「何日オナ禁したら会えるんですか?」
と、ケナゲにメッセージを送ってきた
らしく、
それを聞いて私、彼女に、
「男の性欲をオモチャにするな!
 すぐやめろ!」
と一喝したことがあった。
女性とヤリたい男というのは、例えて言えば
お腹を空かせて泣いてる赤ちゃん
みたいなもので、
会う気もヤル気もないのに
エロやセックスをチラつかせて
男の気を惹こうとする女は、
空腹で泣いている赤ちゃんに
オッパイや食べ物を見せながら与えない、
という、
人として倫理的に許されないことを
しているわけですよ。
現代社会では法によって守られている
のかもしれないけど、
大人の男にそういうことをやると
本能の世界では殺意に近いものが
湧いてくるからね。
ということで、
性欲のハンドリングというのは、
本人にしかできないことだから、
禁欲というのは本人の意思でするもので、
誰か他の人から強要するものではないし、
してはいけないと思う。
特に。
仲良しのパートナーともっと仲良くなりたい
からと、相手に禁欲を強要するなんてことは、
決してしないように。
「恋愛はただ性欲の詩的表現を受けたもの
 である。」
と言ったらしいし、
生物学的にも、恋愛感情の根底には
生殖本能がある、らしい。
相手の性欲を抑圧したら
関係が壊れる、
くらいのつもりでいた方が「無難」。
セックスなしの恋愛というのもある、
と言いたい人は必ずいるし、
私もそれは否定はしないけれど、
そこは、自己責任です。

手マン解体新書 (2022/10/30)

【手マン解体新書】
池本千有さんが高校生の男の子たちに
実用セクシャリティ基礎講座を開催された
という話に衝撃を受け、
 今のコたちはその気になればいくらでも
性の情報にアクセスできるから、
恵まれてるよね、と改めて思った。
かく言う私も、手マンについては
森林原人さんのyou tubeで開眼した
ところがある。
この手のセックスに関する情報が
みんなに見えるところに無料で流通
し始めたのはここ10年くらい、
スマホの普及とほぼ同時じゃないかなと
思うけど、
昭和の時代でも大型書店のサブカルのコーナー
にはそういう書籍がひっそりと置かれていた
記憶がある。
イザとなってから学ぶんだけどね。
まあ、だいたい初体験には間に合わない。
というか、学ぶという意識を持つ人は
少数派だったような気はするけど。
・・・
ただ、この種の書籍は江戸時代からあった
ようで、
1836年頃のものとされる「地色早指南」
という書物では、
手マンのしかたについての解説があった
ようだ。
(以下、現代語訳出典は春画ール著:
春画にハマりまして。」より引用)
1. 女性の性器の割れ目の辺りから毛の生え際を
何回も撫でおろす
2.肛門を避けて膣の辺りを指先でいつまでも
いじる
3. 中へ指を一本入れ、上の方を強く指の腹で
かき撫でる
4. 潤いが出るに従い二本の指を入れ、ぐるぐると
かきまわし、ぐっと奥へ入れて、周りにナマコの
ようにヒクヒクするような物があれば、
いつまでも浅く深く抜き挿しする
5. 女性が身悶え、顔はテカテカとして上気する
様子があれば、二本の指先で子宮をいじるに
したがい、自然と子宮は動き、下の口が開く
6. 女性の鼻息が荒くなるに従い、火のように
熱くなる
7. そのとき美快(よがり)があるのを見てから、
玉茎(チンポ)をぐっと根まで突き入れ、
しっかりと抱き締める
8. この後は心のままに行う
(以上まで引用)
この文章には指先でのタッチの強さについては
あまり親切に書かれていないから、
読んでるだけでちょっと痛いやろな、と
思うのだけれど、
ふーん、と感心するのは、
Gスポットポルチオへの刺激について
書かれてると思しきところがあること
技術だけではなくて、ちゃんと女性の
反応を見ることが言及されていること。
で、
セックスするなら女性に感じさせたいという
男の熱きスケベ心は今も昔も変わらんな。
・・・
黒船来航が1853年だから、
1836年というと江戸時代末期だけど、
オランダから長崎に持ち込まれた
「ターヘル アナトミア」という解剖書を
杉田玄白が翻訳して「解体新書」を
書いたのが1774年。
1830年代に書かれた手マンの解説に
「子宮」という言葉が出てきたり、
手マンの際の身体の断面図で子宮口を指で
触れている様子が描かれているのは、
「解体新書」に始まった西洋医学蘭学
日本上陸の影響が入っているのだろう。
このあたりの時代、1830年代あたりが、
解剖学的な発想が入った性教育というか、
日本の性行為教育の原点なのでしょうかね。
長崎からオランダに持ち込まれた
浮世絵が当時のヨーロッパ人に衝撃を
与えて、西洋美術に対して影響をもたらした
ということで、
オランダから日本に西洋医学
日本からオランダに浮世絵、という
文明の交換が起こったんだけど、
手マン、というのは西洋ではあまり
技術としてメジャーではない、という
ことは、
「地色早指南」のような書の類は、
オランダには行かなかったのか、
流通しなかったのか。
冒頭に書いたように、男の子が
高校生の時から性の手解きを受けることが
できる環境が広まっていくならば、
日本男児の細やかなクンニや手マンの
技術はこれから世界に広まっていくのかも
しれない。
(画像出典:春画ール著「春画にハマりまして。」)

男って、めんどくさいか? (2022/10/30)

先日、唐突にパートナーからメッセージが。
♀パピちゃん、ちょっとこの会話どう思う?
 男の人って、めんどくさくない?
とな。
♂ナニナニ?
(以下、件の会話を引用)
女性「ねえ明日ここにお出かけ行こうよ。」
男性「ええ、気分じゃないわ。お前ワガママやな。」
女性「しゅん。。😭
そして当日。
男性「昨日言ってたとこ、予約したから行くぞ。」
(件の会話の引用はここまで)
♀行く気があるんなら行こうよって
言われた時にそうだね、って言えばいいのに。
回りくどいしめんどくさいなぁ男の人って。
どう思う?パピちゃん。
♂これは、デキる男あるあるやなあ。
♀どゆこと?
♂女性はわりといろんなことに注意を
向けれる人が多いみたいやけど、
男ってわりと一方向にしか意識を向けられん
タイプが多いからな、
唐突にそれまで考えてなかった話を振られたら
戸惑ってしまうねん。
♀ほお。。
♂でな、デキる男は解決思考やから、
ここにお出かけしたい、と言われたら、
頭の中で一瞬でシミュレーションが始まるねん。
段取りとか、交通手段とか、費用とか、
天気のことか、予約のこととか。
でも、言われたばかりやから情報が足りなくて、
即答はできないし、いい加減なことは言えない。
でも、彼女は即答を求めてくるから、
頭がパニクって「めんどくさい!」となって
しまって、
「気分じゃない」「わがままやな」
と応えてしまう。
でも、「めんどくさい!」となるのは、
裏を返せば、なんとかしよう、と
思っているわけよ。
♀そんで?
♂それで、時間が経つとともに思考が
そっちの方に向いて行って、
情報を集めて予約を取って段取りして、
よし、行ける!となってから
「行くぞ。」となる。
それは、男の脳の不器用さと、
デキる男の慎重さのあらわれ。
♀なんか、女性とは違うんかな。
♂女性はなあ、「ここに行きたい」
という気持ちをその場で共感してもらいたい
ものだったりするやん?
だから、「ここに行きたい」と言ったときに
「そうだねー、行きたいね。」という
のが多分正解。
女性にモテるチャラ男くんは、
そこが上手いんやと思う。
実際に行ける行けないは全く別として。
でも仕事モードで生きてるデキる男は、
「ここに行きたい」と言われたら、
解決モードに入ってしまうねん。
一般女性ウケはよくないけど、
頼れる男というのはそっち。
頼れる男がいいのか、
とりあえず共感してくれる男がいいのかは
女性の側の好みだと思う。
経験にもよるしね。
♀そういえば、私の知り合いが、
彼氏に何かを頼んだら
いつも「ワガママやな。」って言われるけど、
いつもなんとかしてくれるって言ってたな。
♂その彼氏は、頼れる男なんやろね。
私も仕事で頼れる部下がいたことがあるけど、
難しい仕事を頼んだらいつも舌打ちしてたな。
それでも、なんとかやってくれる。
そういう奴を「生意気や」という上司も
いたけど、それは人を観る眼がないねん。
逆に何でも安請け合いする部下もいたけど、
逆に心配なこともあったな。
こいつ、この仕事の難易度をわかって
やってるんやろか、という心配。
男は、仕事の時は課題解決モード、
男女交際では共感モードを前に出すのが
いいのかもしれないけど、
そんなイイトコ取りをさせてくれる男なんて
めったにいないし、
そんなことを女が求めて来たとしたら、
その女はその男にとって安らげる存在では
なくなるやろな。
男女は、
お互いに相手にとって心地よいように
演じることも大事やけど、
お互いに素の自分を出し合える要素も大事。
それ、バランス感覚とちゃうかな?

プライベートで楽しかったシーン (2022/10/27)

職場で「今年1年で、プライベートで楽しかったシーンの写真を1枚シェアして下さい。どんなシーンでもいいですから。」と言われた。
うーむ、どうしようか。。
「今年縄デビューして彼女を後手亀甲縛りにしました。」っていう写真は、きっとアカンのやろなあ。

Gut Feeling (2022/10/25)

直感、第六感のことを英語で
gut feeling、ガットフィーリングというけど、
 gutというのは内臓、特に腸という意味らしい。
直訳するとgut feelingは「内臓の感覚」。
内臓の感覚、ね。
そう言われてみれば、
以前に投稿したことがあるけど、
精を漏らさずに溜め込んでいると、
この人は、という女性に出会ったときに
その女性にどうアプローチしていけばいいか、
タマが勝手に知恵を出して脳に命令してくる
ような感覚が芽生えてくる。
特に、今のパートナーとの初対面から
初ベッドインに至るまでの会話や
LINEの内容、返信タイミング、行動は全て、
私の脳が考えたのではなく、
私のタマが察知して脳に指示したものの
ような気がしている。
彼女の側も似たようなことを言っていて、
膣ケアをしていたから、
この人を受け入れるか受け入れないかの
判断について、膣からの声がしたらしい。
これも内臓の感覚、gut feelingだと
言えなくもないし、
内臓の感覚、gut feelingというより、
「内臓の意識」、gut consciousnessかも
しれない。
例えば、結婚相手やパートナーを決める時、
職業や年収や価値観や、といろいろな
条件を加味して厳選した相手を見つけた
カップルが後々にギスギスしがちで、
若くしてデキ婚したヤンキー夫婦の方が
いつまでも幸せそうにしているイメージが
勝ってしまうのは、
脳の判断よりも身体の意識で選んだ相手
だから、ということでないだろうか。
顕在意識とか潜在意識とかいう言葉があるけど、
潜在意識は脳の奥の方にあるのではなくて、
身体にある、という説もあるようだ。
・・・
だとすると、
アダム徳永氏の言葉らしいけど、
「セックスでないと伝えられない愛がある」
という言葉にも合点がいく。
脳だけではなく身体にも意識があるのだとすれば、
肌を合わせることは物理的な意味を超えて、
身体の意識同士の交流ということになる。
言い換えると、潜在意識レベルの交流だろうか。
自分の身体の意識で相手の身体の意識を
感じ取って、相手の身体の意識に働きかける。
性的接触はほぼ唯一、
相手の身体の内部に触れ合うことですからね。
医療行為は一方的な接触だし。
心も身体も満たされるいいセックスを
するために大事ことは、
性感帯への刺激のしかたのテクニックを
覚えることよりむしろ、
相手の身体の意識を感じ取って、
自分の身体の意識で相手に働きかける
感性を研ぎ澄ますことかもしれない。
現代ではどうしても頭脳偏重の情報処理が
中心の日常生活になりがちだけれど、
自分の身体の内部にある意識に注意を
向ける時間を持つことが大事なのだろう。
私が、パートナーがいろんな悩みを抱えて
頭がぐちゃぐちゃになっているな、と
感じる時に、
考えてばかりいないで、星に祈ってみ。
と応えることが多いのは、
そのためかもしれない。