Gut Feeling (2022/10/25)

直感、第六感のことを英語で
gut feeling、ガットフィーリングというけど、
 gutというのは内臓、特に腸という意味らしい。
直訳するとgut feelingは「内臓の感覚」。
内臓の感覚、ね。
そう言われてみれば、
以前に投稿したことがあるけど、
精を漏らさずに溜め込んでいると、
この人は、という女性に出会ったときに
その女性にどうアプローチしていけばいいか、
タマが勝手に知恵を出して脳に命令してくる
ような感覚が芽生えてくる。
特に、今のパートナーとの初対面から
初ベッドインに至るまでの会話や
LINEの内容、返信タイミング、行動は全て、
私の脳が考えたのではなく、
私のタマが察知して脳に指示したものの
ような気がしている。
彼女の側も似たようなことを言っていて、
膣ケアをしていたから、
この人を受け入れるか受け入れないかの
判断について、膣からの声がしたらしい。
これも内臓の感覚、gut feelingだと
言えなくもないし、
内臓の感覚、gut feelingというより、
「内臓の意識」、gut consciousnessかも
しれない。
例えば、結婚相手やパートナーを決める時、
職業や年収や価値観や、といろいろな
条件を加味して厳選した相手を見つけた
カップルが後々にギスギスしがちで、
若くしてデキ婚したヤンキー夫婦の方が
いつまでも幸せそうにしているイメージが
勝ってしまうのは、
脳の判断よりも身体の意識で選んだ相手
だから、ということでないだろうか。
顕在意識とか潜在意識とかいう言葉があるけど、
潜在意識は脳の奥の方にあるのではなくて、
身体にある、という説もあるようだ。
・・・
だとすると、
アダム徳永氏の言葉らしいけど、
「セックスでないと伝えられない愛がある」
という言葉にも合点がいく。
脳だけではなく身体にも意識があるのだとすれば、
肌を合わせることは物理的な意味を超えて、
身体の意識同士の交流ということになる。
言い換えると、潜在意識レベルの交流だろうか。
自分の身体の意識で相手の身体の意識を
感じ取って、相手の身体の意識に働きかける。
性的接触はほぼ唯一、
相手の身体の内部に触れ合うことですからね。
医療行為は一方的な接触だし。
心も身体も満たされるいいセックスを
するために大事ことは、
性感帯への刺激のしかたのテクニックを
覚えることよりむしろ、
相手の身体の意識を感じ取って、
自分の身体の意識で相手に働きかける
感性を研ぎ澄ますことかもしれない。
現代ではどうしても頭脳偏重の情報処理が
中心の日常生活になりがちだけれど、
自分の身体の内部にある意識に注意を
向ける時間を持つことが大事なのだろう。
私が、パートナーがいろんな悩みを抱えて
頭がぐちゃぐちゃになっているな、と
感じる時に、
考えてばかりいないで、星に祈ってみ。
と応えることが多いのは、
そのためかもしれない。