大阪夜景デート (2022/9/30)
わりと早くからカップルがちらほらといて、
私のオバチャン魂が発動して、
カップルウォッチングが始まった。
夜景に向かって並んで座っている2人の
身体の距離、角度、声の大きさから
関係性を言い当てるゲーム。
まあ、ホントによく分かる。
いい感じのカップルは、ピタッと寄り添って
ヒソヒソとした声で話しているし、
ああ、この2人はまだ付き合ってはないのに
男の方が勘違いしてこのような所に連れて
きたんだけど、まだ打ちとけてなくて、
女性側もどうしたらいいかわからん感じかな、
というのもいた。
だって、自由に動かせる椅子が
40センチくらい離れていて、
お互いに上半身が逃げる側に傾いてて、
女の子の声がやたら大きい。
時刻は19時半頃。この時間から夜景スポットに
来るということは、男の方は何某か
いい雰囲気になって次を目指してたの
だろうけど、
んー。
スカイビルだと最寄りのラブホまでは
20分以上歩かないと行けんぞ。
初ラブホにタクシー、はハードル高いぞ。
デートは点で楽しむものではなく、
次のステップに持ち込みたいのなら
ベッドへの自然な導線の流れを
あらかじめちゃんと設計しておくのが
男の役割というものだというに。
などとカップルウォッチングの
実況解説をすると、彼女が
あんた、ホンマにアレやなー。
と、何かウケていた。
・・・
エレベーターでさらに屋上に上がると
さらに照明が落ちて、
ほとんど夜景の灯りしかない感じで、
まわりの人の顔もよく見えない暗さ。
大阪の夜景360度をパノラマで見渡せる
絶景スポット。気候も暑くも寒くもなく。
各カップル間が30mほど開いている
ような状況なのだけれど、
周りのカップル達が何してるのかと
見てみると、
ただ並んで話をしたり、
自撮り棒で写真を撮っていたり。
彼女、
「ここは写真を撮る場面じゃなくて、
吸い付かんとあかんところやのにな。
みんな、路チューせんのか
？
？なんか、男がおとなしくなったよね。」
・・・
こんな暗がりで男女が夜景を見て
並んでいて、
女性側が結構リラックスして
無防備になっているのに、
男の側が身体が固まっていて、
姿勢が女性から逃げている、という
2人も少なからずいた。
私と彼女の会話。
オレが学生の頃なら、こういう場面では見てる方が恥ずかしくなるほど
みんなチュッチュとしてたけどな。
これはなんでやろ？ホンマにアカン奴らや。男がAV見てシコシコし過ぎてるんやろ。若者は精が溜まったらマネキンにでも
発情するからな。
無駄に射精し過ぎて本能が弱まってるねん。
この状況で女から身体が逃げるって、
ありえへん。
この時間帯は、まだ付き合ってない2人も多いのかもしれんね。
AVでは女の方が勝手に発情してくれるから男の側がモーション起こさんとあかんという
常識が薄れてるんやろか？
男女はそういう立場的には平等じゃないで。
ホンマ、国を憂う。と言って、私の頬にチュッと来た。
・・・
空中庭園から地上に降りて、
中自然の森へ行き、
テキトーな場所に腰掛けて
イチャコラ話を。
都心に自然の生態系を再現させた森で
しばしの間、森の空気を楽しんだ。
暗がりで、周りに誰もいなかったし。
翌日、彼女は朝が早いらしいから
21時半には解散することにした。
彼女が最後にひとこと、
「やっぱり、セックスがいちばん楽しいなー
」
」セックス抜きのデートの最後のひとことがそれかい？
？えー、でもそう言われたらうれしくない？セックス抜きのデートに彼女が快諾したのは、
その3日後の、ラブホに8時間こもる約束との
セットだったのかもしれない。
彼女が曰く、
「今日はいい前戯やったなー。」
とな
。
。まあ、そうかもな。
セックス抜きのデートというのは、
前戯だと言えなくもない。
