性欲の因数分解 その3 (2022/1/3)

今回は
俗に「性欲」という言葉で表現されている
エネルギーの一側面、
 「関係性のエネルギー」について。
私は20代後半から禁欲を試行していますが、
常に禁欲しているわけでもなく、
実は禁欲をしている時期と、
普通にオナニーをして射精している時期が
ありました。
それを振り返ると、
禁欲してムラムラがきて、それを
呼吸法その他で身体に循環させていると
意識状態がシフトし、
訳もなく新しい知人を増やしたくなります。
必ずしもセクシャルな意味での
パートナーが欲しくなるというわけでも
ないのですが、
ビジネス上の人脈を広げたくなったり、
近年では難しいけどオフ会や勉強会、
セミナーの類に出かけて
名刺交換をしてきたり、ということが
よく起こるのが、オナ禁期間中です。
ムラムラ感は、他人との関係性を求める
エネルギーに転換される
というのが、私の体感です。
性交欲つまりヤリタイ欲も、
関係欲の一分野ですからね。
(男性の)友達募集です
体の関係は求めていません
という女性が相当数いらっしゃいますが、
女性の言葉は、
論理的に聞くものではありません。
文学的に鑑賞するものです。
(ビジネス勧誘その他の目的の方も
いらっしゃいますが。)
新たな関係性を求めるエネルギーは
ムラムラ感が転換されたもの、というのは
女性にもあてはまるのかもしれません。
一例でしかないですが、
私のかつてのパートナーがそうでした。
マッチングサイトで知り合って、
会いましょうか?と提案したとき、
「友達としてなら。」と言われて、
「わかりました」として会ったのですが、
2回目のデートで私がセックスへの
アクションを起こさなかったのが
かなりお気に召さなかったらしく
少々不機嫌になり、
なんとか3回目のデートでメイクラブと
なったとき、
私が、「友達としてじゃなかったっけ?」
と言ったら、彼女は
「えー、友達とこんなことするの〜?」
と言いながら私の上で腰を振ってはりました。
多分、彼女は最初は必ずしも
セックス目的ではなかったのだと思います。
新たな関係性を求めるエネルギーが
性交欲と同じエネルギーの別側面で
ある(かもしれない)ことの自覚が
無かっただけかと。
但し、
ただの関係欲になっているエネルギーを
性交欲に(逆)変換するのは
男の持って行き方が必要な気はしますけど。
ところで。
性エネルギーを転換するとビジネス上の
成功をもたらす原動力になる、
とは自己啓発界の古典で語られていますが、
それは、ムラムラ感をうまく転換すると
創造性のエネルギーや関係性のエネルギー
そして博愛のエネルギーとして
働いてくれるからだと思います。
創造性のエネルギーについては、次回に。