性欲の因数分解 その1 (2022/1/2)

国境の長いトンネルを抜けると
ゴムの壁があった
 というのは、
精子くんの無念の独り言ですが、
卵子ちゃんに飛びかかっていく
チャンスに恵まれる精子くんは
この世に生み出される精子くんの中で
ほんのひと握りです。
それ以外の大多数の精子くんは
捨てられるか、体に留まって
分解されるかどちらかでしょう。
精子くんが身体に留まると
強烈なムラムラ感が来ます。
私は自分の身体を使って
実験的に射精頻度を抑える、
オナ禁、射禁をしてみて、
そのムラムラ感の正体を感じてみて
いますが、
それは単純なものではなく、
よくよく感じ取ってみると、
① 博愛のエネルギー
② 創造性のエネルギー
③ 関係性のエネルギー
④ 勇猛のエネルギー
⑤ 自信のエネルギー
が渾然一体となったエネルギーであり、
単純に「性欲」という言葉で表すのは
違うかな、という気がしています。
あくまでも私個人の体感でしかないですが、
若い頃、
毎日のようにオナニーで射精していたとき、
全く対照的に、
考えが利己的であり、
イデアに乏しく、
自閉症陰キャ気味で、
臆病で、
自信が持てない
というキャラで、おそらく
女子から見てキモい雰囲気だった
と思うのですが、
27歳の時に思い立って
射精頻度をコントロールするようになってから
そのキャラが徐々に覆っていき、
女子ウケが劇的に改善しました。
女子ウケというのは
決してそれだけではないし、
身体に無理がきてはいけないの
ですが、
オナニーのし過ぎ、
無駄な射精のし過ぎは
男子の人生でかなり損する結果を
招いてしまいます。
西洋医学では過度な禁欲は
生殖能力の低下につながるリスクがあると
いわれている一方、
東洋医学やタオイズムでは
精液の浪費は生命力の基を細らせると
いわれています。
適度な禁欲が男のエネルギーに
何をもたらすのか、それは「性欲」という
薄っぺらい言葉では表せないものかと
体感しています。
逆に言えばそれは、
「性欲とは、何ぞや?」
ということにもなるかと。
つづく。