ゴールかスタートか (2021/12/19)
私は昔からこの「ゴールイン」と
いう言葉に違和感があって、
入籍はゴールインじゃなくて
スタートラインやろ、
と子供心に思っていました。
昭和から平成初期の「婚礼」の
イメージ写真では
「新婦」が覚悟を決めたような
キリッとした表情だった覚えがあるけど、
平成後半から令和の「ブライダル」の
イメージ写真では、「お嫁さん」は
それ以上笑ったら歯が乾くで、
ってくらいの満面の笑顔。
時代の結婚観や男女観が激変した
ということを織り込んだ上でも、
広告のイメージ戦略というのは、
おそろしい。
また、
女子とセッ クスしたら、男は
「ゲット」とか「いただきました」
とかいう言葉を使っているし、
一回セッ クスしたら
セッ クスパートナーをゲットしたかの
ように思っている男はいるのだけど、
セッ クスに至るのは、
ゴールではありません。
多分、そこからがスタートではないか。
相手の心と身体を満たすために、
そこからお互いタッチの調整が始まる。
お互いしっくり来るセックスになるには、
最低でも10回、半年間は肌を重ねないと
無理だと思います。
ワンチャンを武勇伝とする男は
数多あれども、
ワンチャンなんて、
相互オナニーやというに。
1回目のセッ クスの向こうに、
それから相手の心と身体を満たして
いくことが始まるというのを想定して
いるのかどうか。
そこでは多くの女性が、
一回セッ クスしただけで彼氏ヅラする
男、まじウザい
とか、
最初のセッ クスは試験なのに、
それをわかってない男ばかり
とかいう
赤裸々な女性の本音が語られていました。
女性が腹の底に持っている
身も蓋もない本音を知る上で、
昔ながらの出会い系サイト
は貴重な情報源でしたね。
いまはtinderのようなアプリに客を奪われて
会員も高齢化しているようですが、
経験豊富な熟女の男性観には学ぶことが
多かったですね。
女性の心と身体を満たすための心構えは
実はセッ クス以前から持っていないといけなくて、
初回セッ クスはただの通過点。
初回セッ クスや入籍を
ゴールと思うかスタートと思うか。
それによってその後の付き合い方は
随分変わってくるのでしょうね。
