序、破、急 (2021/12/26)

はじめチョロチョロ、
 (はじめは弱火で)
中ぱっぱ、
  (一気に強火で沸騰)
じゅうじゅう吹いたら火をひいて、
 (吹きこぼれてきたら火を弱め)
一握りのワラ燃やし、
 (追い焚きして水分を飛ばし)
赤子泣いてもふた取るな
 (火を止めて蒸らす)
というのは、電子炊飯器が普及する前、
釜と火でごはんを炊いていた時代の
おいしいごはんの炊き方のコツですが、
これって、
女性との距離感の詰め方や
セックスのときの流れもそうだよな、
と感心することがある。
世界は相似形でできている。
私のパートナー女性はSNSで性の発信を
しているのだけど、
女性との距離感の取り方を知らない男が多い、
とよく嘆いているので、ここでは
女性へのアプローチについて一言。
はじめに言っておきますが、私はそんなに
女性経験の数は多くはありません。
はじめは距離を保って共感ポイントを
探さないといけないのに、
いきなりタメ口やヤリタイメッセージを
投げつけてくる男がいる。
一方で、いつまでも共感と遠慮の距離感で
自分から距離を詰めてこない男も多数いる。
そういうタイプはいい人、友達止まりになる。
卵子ちゃんは、精子くんが来なかったら、
いつまでも待ってはいません。
流れてしまうんです。これは自然界の掟。
そのチャンスは一瞬かもしれないのに、
自分の心の準備を優先している男は多い。
それならまだしも、自分から動かずに
運命的なハプニングを口を開けて待っている
男の多いこと。
それは、
卵子ちゃんに向かって行かない精子くん
のようなもので、卵子ちゃんから精子くんに
アプローチすることは、ありません。
自然界は、相似形でできている。
大事なことなので2回言いました。
男女は同権だけど同質ではない。
はじめは距離を取って共感ポイントを探る。
共感が増幅して女性の心が開いた時に、
サッと素早く距離を詰める。
これって、
雅楽や日本舞踊、能楽で言われる
序破急というやつかもしれない。
一種のアートのようなもので、
理屈ではありません。
序:無拍子、低速度
破:拍子が加わる
急:加速する
序破急の切り替わりがどこなのかは
相手の女性にもよるし、
そこはマニュアル化できないところです。
ひとつ言えそうなのは、
女性の発する言葉よりは
女性の表情や身体の向きや動きなどの
方を頼りにした方がよさそうです。
嫌だと思っていてもハッキリ嫌とは
言わないのが女性だし、
OKであってもハッキリOKとは言わない
のが女性であったりしますから、
それをちゃんと読みとって行動を起こす
のが、男の役割だと思います。
男女は同権だけど同質ではない。
大事なことなので2回言いました。