女体の指揮に従う (2022/4/16)

AV男優の森林原人さんの
実践的性教育チャンネルのサブスクを買いました。
月額1500円くらいだけど、昔私が買った
 森林さんのノウハウDVDよりも懇切丁寧に
作られていて、お得感がありました。
4月のテーマは「クンニ」。
クンニについては、私自身、
昔買った彼のDVDで基本を学んだ上で
実践で工夫をしてきた分野なので、
答え合わせをするようなつもりで見た
のだけれど、
ひとつ、キーワードを発見。
「相手の快感を追い越さないように」
なるほどなー。
極意がシンプルな言葉で語られている。
・・・
スローセックスの提唱者、アダム徳永氏が
女は水の性、男は火の性、と表現している
ことはよく知られていますね。
男は火のように一瞬で熱くなり、
熱が冷めるのも早い。
一方、女性は水だから、
熱せられても沸騰するまでに時間がかかり、
一旦熱くなれば冷めるのにも時間がかかる。
男は瞬間湯沸かし器のように一瞬で熱くなる
から、クンニでいきなり強くしゃぶりつく
なんてことをしがちだけれど、女性は急には
温まらないから、そこで興醒めしてしまう。
女性の言う「やさしくして」は、
男が熱くなって女性の身体が置いてきぼりを
食った状態、
女性の言う「オスになって」は、
女性が熱くなってきたのに男の熱量がイマイチ
な状態を表す言葉なのだろう。
女性が温まっていない段階では、クンニは
大陰唇に舌でフェザータッチをするくらいから
始める必要があるけど、
女性が温まってきたのに
いつまでもフェザータッチをしているのは、
いかにも能がない。
女性の身体の温まり具合によって、
タッチを変えていかなければいけないのだけど、
えてして男は火の性だから、先に突っ走りがちに
なる。
それを森林さんが戒めて、
相手の快感を追い越さないように、
と言っているのだろう。
この一言だけでも、
今月の学びの真髄を得た気がする。
・・・
女性に悦ばれる愛撫をするには、
相手の女性のその時その時の温度感を察知して
それに合わせたタッチで応じる必要があるけど、
それは私にとっては、音楽的センスに近いと思う。
クンニが、女性の下の唇と男の上の唇との
デュエット(二重奏)だとすると、
当初は
音量やテンポを指揮するのは女性側であって、
男は女性側の指揮に従わなければ、
美しい二重奏にはならない。
ただし、
女性側の温まり方が一定限度を超えると
女性が指揮棒を手放す瞬間がくるから、
そこからは男がたたみかけたらいい。
ジャムセッションモードに入ったら、
いつまでも指揮を求めてはいけない。
・・・
デュエットをうまく奏でるためには
女性から発してくる指揮をうまく
感じ取らないといけないけれど、
それは、クンニやセックスに至る過程の
会話やタッチ、ハグを通して、
女性の身体から発せられるエネルギーを
日常から感じ取ることを意識していくしか
ないと思う。
こればかりは、マニュアル化できない
分野なのだろう。